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アサシン (編集主の現在のスキル(スンダン)) おすすめスキル所得方法 力ダン=ヒムダン 力ダンに必要なスキルは インベノム「5」 パリィ「5」 モータルライジング「5」 サイキックファントム「5」 クイックネス「5」(是非7推奨HEに恐喝される為) ファントムクロウ「5」 以上が必修スキルである。 これをまず取っておけば力ダンとしてやっていけるだろう。 断流 デッドリーブローは「7」にすると力20%うpする。 高レベルになるとヒムでも通常クリティカルダメージが大きくなるため、ブースト「7」オススメする。 スローウィングウェポンも「1」あれば釣りとしてソロの時結構約に立つ。 モーラルライジングの詳細は門外不出の奥義なので秘密
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__ / ヽ / ヽ | | | | | | ', __ / r´ ヽム _ _L_,..-ー─ ‐‐ ´ `ヽ ,.-< `, ィ i / / i 〈 r´/ | 〉 i/ i / ‘、 / i i i / i i ト、 | / | i / ハ | / i i/ 'V | / | / ト、 У Λ / }}/ / / }ヽ やらない夫 都市の目付け役であるロマノフ家の領内の半農園に住む若き地元のホープ、立ち位置もしかるべき内定された郎党である 若き剣魔の一弟子、母親の存在は明かされておらず戦場で殉死した父親を除いては義理の妹が最後の家族になる、義理だと知っているのか不明だがかなりの妹バカである 個人で見れば一端の剣士と言えるぐらいの実力者であるが森で何度も死にかけ、野犬、コブリン、クマに出くわしたりと不運な目にあいやすく半年に一回の頻度で手に負えない異変が起きて調査してはロマノフ家に報告する隠れ密偵のような行動ムーブをしている俗にいうトラブル巻き込まれ体質であるが、命に関わることならば躊躇なく鉄火場に飛び込むほどに護らんとする意志が人一倍強い 俺が護らねば 13歳で剣術大会に初出場して本戦出場を果たす記録を残したが、相対した一回戦のブラッドレイの門下生のアスナにストレート負けの苦い惨敗無念極まる敗北もあってか周囲の知名度も低い 身近に神童天才の者達が多いのも絡んで、大変謙虚で普段も穏やか、他者にも気に掛ける優しさから結構人から好かれやすいそのためか多方面から繋ぐ人脈が分野問わず広く独自の情報網を持っているどう見ても密偵系忍者です 体を鍛え職につくのが目標、足先が軽く-いわくつきの道場に通いつつ各地の農村で起きる害獣退治を請け負う +そのため・・ ロマノフ家家臣は地域豪族の親類が多いため、必然的に付き合いある農村も存在する 当の主人公は無自覚だが当主雷帝様の御声の後は、口入り屋が配慮して領主と繋がりがある農村で害獣退治を受け持つことに繋がる 現実的に考えると結果として主人公が受けた数だけ自主的にロマノフ家領内の暖簾が掛かった地域で貢献していることになる まだ、子供で就職してないのにロマノフ家に行動で誠実さと内申点を上げていくスタイル、社畜精神の鏡!! -‐ ━━━━ァ ∠ニ=- \へ  ̄ ̄¨¨ - _ ∠ニ=- ニ=- _ {ニニ=- _ \〉 ∧、 /  ̄¨¨冖¬…‐-= ┌┐\ . /  ̄ -=ニ に _} \ . /  ̄ -=ニニL/ ニ=-} / } / | | |i | ̄¨¨ ニユZノ. . | /⌒V | 」_ | |i |i | 「 .′ | '_.ニ.._∨ |、 | `/ 八 |i | i| i{八八 !'⌒ヾ〉 \{ \」ニ/ | / |i | i|. V\N '⌒ヾ〉i|/ 八 | i| 仲良しさんだね~? } ' / / } i| 八 _____ 厶イi/厶イ i| まあ、ギスギスされると胃が痛くなるから、こっちの方が良いと思うけど. / . V ノ ./ / | 八 / / \ .ィi7 /-V ! / . ねぇ~、お兄ちゃん. / / / う「 r―‐∥ /__,V ! / ∧ . /乂_jI斗/⌒V }i | 二ニ=- _ ∧. |i |i⌒7=-/ / |_∧/] |i \ ∧. |i |i_ /=-.′} / _,/] |i 三二ニ=-―- V ∧. |i |i./=-/_,/V/ /ニ} !| / --V ∧. | |iニ-/「 /-=] 八 / } . |i |iニ// /-=ニ| / \ V . |N 八. /-=//⌒V { / └┐. |「V \ /_,/ }/ / ∧} \(. { / } /{. { ]′ ∧ / / 〉 エール 病弱体質だが活力溢れた(義)妹、明るく世渡りが上手な才女でその気配りから近所付き合いは良好、裁縫が非常に得意で他にも料理をこなせる 余裕が出た頃にデオンの教養教室(上流向けのコース)に通い、【礼法】【習字】【古語】【詩歌】【茶道】【話術/交渉】(【上流階級のコネ】含めて)を学ぶ、 人一倍お茶目で人懐っこく、いつも笑顔をこぼす陽性の持ち主日常では行動の中に時折知恵や気配りを示し、商売人の横島に対して折に強かさ見せるなど利口そうな素質が光る やや真面目な義理の兄をレンと共に弄っては楽しむ反面兄から本気で心配されたり病弱な身体を気遣われたりすると思わず恥ずかしがって頬が紅くなることも
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主人公、その他 No.1~50 No.51~100 No.101~150 No.151~200 おすすめモンスター モンスターに関してはAZOOZA公式ホームページの逢魔の書を見ていただければと思います。
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いい人すぎて損するタイプ 困っている人がいたら助けてしまう、ヒロインももちろん 性別はゲーム的な男女両方考えられそうなものを想定していた
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容姿 装飾品
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成長は自分で選択できる分、自由度は高い。 付けたいスキルを決めて能力を伸ばしていくと良いだろう。 力は物理攻撃力・命中、魔は魔法攻撃・防御力、体力は物理防御力、 速はEXTRA TURN発生率・戦闘行動順・回避にそれぞれ関係する。 能力値1差でもかなり違うのでうまくバランスを取ろう。 ある程度力を上げていないと、3RD DAYの最後で泣くことになるかも。
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職業 育成
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俺たちの野球 栄西 光 煌王 木更津 晶 連続す栄光! 三浦 轟
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主人公っぽい俺 3へ戻る 主人公っぽい俺 5へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 264 :主人王に、俺はなる![]:2010/12/03(金) 21 16 11.05 ID ddUHpV7n0 俺「ストライクウィッチーズであります」 896から 翌日は飛行訓練だった。 ストライカーユニットを履き、飛行魔法を始動させる。 整備俺「ついでに機体の性能チェックもさせて貰うよ。その際はシャーリーさんの指示に従ってちょうだいな」 俺「了解っす」 整備士さんが退避するのを確認し、魔力をユニットに送り込む。 エンジンの鼓動が高まってゆく。 俺「俺、行きます!」 265 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 18 07.02 ID ddUHpV7n0 魔力を吐き出し一気に加速する。 景色が後ろに流れていく。 足が地面を離れ、雲が近くなっていく。 迎う先には彼女がいる。 宮藤「俺くーん、こっちこっちー」 手を大きく振っている。 なんだか凄く照れる。 俺「お、おー」 坂本「よーし、調子は良さそうだな、俺」 俺「整備俺さんがバッチリ調整してくれましたから完璧っすよ!」 俺「あ、あと宮藤も、その、魔力を供給してくれたし……」 坂本「はっはっは、宮藤は魔力だけは有り余っているからな。一回の供給ぐらいじゃびくともせんぞ」 坂本「おっといかんいかん、話していると訓練の時間が無くなってしまうな」 俺「くっ、気付かれたか……。けど10分は短縮されたはず」 坂本「よし、いつもより急いでメニューをこなしてもらうぞ!」 俺「あ、そうなるんすね……」 266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 19 51.60 ID 7F1N0uVX0 (∪^ω^)俺くーん、こっちこっちー 268 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 20 50.46 ID ddUHpV7n0 オレンジ色の翼が空を飛び回る。 まるで飛ぶ事を覚えたばかりの鳥の子のようだ。 整備俺「ほー、飛び方がだいぶ様になってきたじゃないの」 見たかぎり機体も良い調子だ。 ただ、やはり旋回性能は高くない。 実戦を考えて設計されたわけじゃないので当たり前と言ってしまえばそれまでか。 可能な範囲で改修してみることにしよう。 整備俺「さて、そんじゃウサギのお姫様の機体も調整しちゃいましょうかね」 肝心の本人の姿はまだ見えないけど。 シャーリー「おーい、整備俺ー!」 寝坊したのか髪もとかさずに来たらしい。 ハンガーの入り口からこちらに真っ直ぐ走ってくる姿はなんとなく待ち合わせに遅れて駆けてくる恋人のような。 恋人か……。 整備俺「ぐすん、ジョアンナぁ……」 269 :ジョアンナって誰だって人は民明書房を読もう![]:2010/12/03(金) 21 25 05.62 ID ddUHpV7n0 シャーリー「悪い悪い、寝坊した。おーい、聞いてるか?」 整備俺「なんでいなくなっちまったんだよぉ……ジョアンナー」 シャーリー「……おい、整備俺。ジョアンナって誰だ?」 整備俺「誰ってそりゃ俺の恋人……あれ、シャーリーさん?」 シャーリー「フフン♪」 整備俺「ちょ、シャーリーさんレンチ置いてレンチに固有魔法かけちゃ駄目危な」 レンチを目で捕らえられなくなった。 シャーリー「馬っ鹿野郎ー!!!」 整備俺「たわばっ」 響き渡る鈍い音。 腹部に衝撃が走る。 シャーリー「整備俺なんかもう知るか!!」 整備俺「違うって、シャーリーさ……ん……」 シャーリーさんがユニットを履いて飛び立って行く姿を見たのを最後に俺の意識は遠退いた。 270 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 26 55.11 ID ddUHpV7n0 坂本「ほらほらしっかりついて来い!」 加減速や上昇下降なんかの基礎動作の確認を終え、基本的な軌道の訓練に入った。 先導する坂本さんの後をひたすら追い掛ける。 坂本「どうした俺、遅れているぞ」 俺「ぬおおお、曲がりきれないです!」 なかなか思うように曲がれない。 意識と機体の動きの間に差を感じる。 坂本「これくらい旋回出来なくてどうする。ネウロイの攻撃を避けきれないぞ?」 宮藤「俺君大丈夫?」 俺の後ろについていた宮藤が心配そうに近寄ってくる。 うう、カッコ悪い。 俺「な、なんとか」 坂本「ふーむ、旋回性能はあまり良くないようだな。テスト機だという事もあるのかもしれないが」 ちょっと困ったぞ、という顔をしている。 272 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 32 24.31 ID ddUHpV7n0 俺「機体の性能が足りないなら技術や経験で補えば大丈夫って誰かが言ってました!」 坂本「馬鹿もの、その技術と経験がさっぱり無いから困るんじゃないか」 流石に熟練の技術や経験の差とかは器用でもどうしようもないよなあ。 宮藤「あの、シールドを使えばいいんじゃないですか?」 宮藤が不思議そうに言った。 坂本「お前ほど魔力に余裕があればそれでもいいかもしれん。しかし俺の使える魔力量は並のウィッチよりも少ないんだぞ」 どういう事かわかるか?という表情の坂本さんに対し宮藤の頭の上にはクエスチョンマークが浮かんでいるみたいだ。 俺「つまり、魔力を節約するためにも攻撃は出来る限り避けてシールドを使う回数を減らすようにしなきゃいけない。そんな感じっすよね」 宮藤「あ、そうか。俺君頭良いね」 パッと顔が明るくなる宮藤に対し、坂本さんはため息をついてる。 273 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 36 11.31 ID ddUHpV7n0 俺「あはは……。あれ、誰か飛んでくる」 豆粒ほどにしか見えないから誰かまではわからないけど。 宮藤「あ、シャーリーさんですよ!」 俺「この距離でなんで見えるの?」 坂本「ふむ、なにやら不機嫌そうだな」 俺「表情まで!?」 信じられない視力だ。 確かに飛行ウィッチは目が良くないと駄目と言われたけど。 坂本「ふむ、もうテストの時間か?それでは今日はここまでとする。後はシャーリーの指示に従ってくれ」 俺「了解っす」 宮藤「ねえねえ俺君、今日は何のテストをするの?」 しっぽをパタパタさせながら近寄ってきた。 うう、上目遣いはヤバい。 俺「あ、えーっと、確か機体性能のテストって言ってたような」 顔が熱くなってる。 274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/03(金) 21 39 27.51 ID fxbDp9KEO 帰宅中にサーニャの痛車と遭遇。 275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 42 17.89 ID hTrQ3fFH0 帰宅中にエーリカに遭遇。一緒に鍋でもすることに 276 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 43 01.81 ID ddUHpV7n0 坂本「そうだ、おい宮藤。シャーリーを手伝ってやってくれないか」 宮藤「あ、分かりました。良いですよ」 シャーリー「いや、私一人でいいよ」 俺「ひゃあ!」 後ろから突然声をかけられ、情けない声が出た。 坂本「おおシャーリー、本当に一人でいいのか?」 シャーリー「ああ、サンキュー宮藤。でも大丈夫さ」 確かにどこか不機嫌そうな感じがする。何かあったのかな。 宮藤「あ、あの簡単な雑用とかでも」 宮藤が言い終わる前にシャーリーさんが遮った。 シャーリー「うーん。それなら宮藤はルッキーニの相手をしていてくれないか?そろそろ訓練から帰ってくる時間なんだ」 277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 43 53.89 ID JYhqUxpC0 帰宅中にトゥルーデに遭遇。外は寒いし時間も遅いから俺の家に泊めることに。 278 :コタツを覗いたらエイラに遭遇。一緒にテレビを見ることに[]:2010/12/03(金) 21 44 25.24 ID ddUHpV7n0 宮藤「分かりました!」 宮藤は用事を頼まれる事が好きなのかな。 坂本さんと宮藤が基地に帰っていく。 シャーリーさんはじっとそれを見送る。 いや、ハンガーを見てる? 俺「シャーリーさん?」 シャーリー「……馬鹿」 俺「あ、え、ごめんなさい……」 シャーリー「ああ、違う違う。馬鹿ってのは整備俺のことさ」 どういうことなんだろう。 整備俺さんが何かやらかしたのか? シャーリー「まあ俺は気にしないでいいさ」 俺「ケンカでもしたんすか?」 シャーリー「あー、まあちょっとな。ついカッとなっちゃってさ」 俺「俺でよかったら話、聞きますけど」 シャーリーさんが微笑む。 けれど少し悲しそうにも見える。 279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 44 49.89 ID MVPcaqbOP 帰宅中にティナに遭遇。うちに一晩泊めて土日は朝から一緒に出掛けることに。 280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/03(金) 21 46 23.29 ID t4SLKNIXO 帰宅中にもっさんに遭遇。目があった瞬間烈風丸の錆にあう。 281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/03(金) 21 47 01.47 ID Sf5qM+iL0 帰宅中にマロニーに遭遇、顔が怖い 282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 47 35.81 ID PKHQiDLw0 279 おい、すでにマルセイユさんは俺んちでホットミルク飲んでるぞ 283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/03(金) 21 47 51.82 ID t4SLKNIXO 錆にあうって何だよ、錆になるだ 285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 50 29.64 ID hbbMhfkvO 帰宅中にルッキーニに遭遇、お菓子をあげたら何故か懐かれる 286 :主人公っぽい俺とエイラがお送りするんダナ[]:2010/12/03(金) 21 50 38.08 ID ddUHpV7n0 シャーリー「……実はさ、整備俺にフラれちゃってね」 俺「へー……へ!?」 シャーリー「あ、いやまあ告白したわけでもないんだけど。最近ちょっとアイツといい感じだったから期待しちゃってなー」 シャーリーさんの目が潤んできてる。 シャーリー「そしたら、アイツ恋人がいるらしくてさ。頭に血が上っちゃってレンチでぶん殴っちゃったんだ」 俺「……レンチは置いといて、整備俺さんは彼女がいるのにシャーリーさんになんかこうアレなことをしたんすか?」 整備俺さんがそんな人だったとは。 人は見かけによらないって母ちゃんが言ってたっけ。 シャーリー「いや、別に何かしたわけじゃ……。そうだよな、何も無かったもんな」 涙がこぼれだした。 シャーリー「私が、勝手に勘違いしてただけなんだ……。はは、こりゃ傑作だよ……」 涙が止まる様子は無い。 えーっと、こういう時って物語だとだいたい抱きしめたりして慰めるんだよな……。 流石にそれはハードルが高いので頭を撫でてみた。 シャーリー「ん、なんだよ。お前まで子供扱いするのかよー」 俺「ご、ごめんなさい。でもどうしたらいいか分かんなくて」 287 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 21 55 58.13 ID ddUHpV7n0 シャーリー「ふふ、ありがとな。俺」 そう言ってシャーリーさんが近づいてきて、俺に抱きついた。 俺「!?」 うわ、なんか凄く柔らかいものが。いい匂いが。 長くて柔らかい髪がくすぐったい。 シャーリー「ごめん。少しでいいから。このままでいて」 俺「……了解っす」 シャーリーさんの俺よりも大きい背中が小さく震えている。 シャーリー「ホントに、アイツといると楽しかったんだ。でも……」 俺は慰める言葉を何もかけられずに、じっとシャーリーさんの呟きを聞いていた。 288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 21 57 52.64 ID hbbMhfkvO 落ち着け…壁はまだだ…! 290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ウーシュ失恋確定オワタ]:2010/12/03(金) 22 02 44.74 ID MVPcaqbOP シャーリーマジメガミ でもSMMってちょっとアレだなw 295 :主人公っぽい俺→英訳、独訳→和訳[]:2010/12/03(金) 22 07 00.52 ID ddUHpV7n0 頭のどこかでウィッチというのはヒーローだと思っていた。 けれど、俺と歳も大して違わないんだ。 心だってまだ俺と一緒で子供なんだ。 シャーリーさんは大人びて見えるから余計に驚いたけど、決して特別な人じゃないんだ。 恋が叶わなくて泣いてしまうくらいに普通の女の子なんだ。 俺達は彼女達に守られてばかりだった。 宮藤にも助けてもらった。 だから、今度は。 力を手に入れた俺が今度はみんなを守るんだ。 俺が『 Hero 』になるんだ。 297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 22 11 04.66 ID TNG3lA7Z0 帰宅中にみっちゃんに遭遇 致命傷を負い宮藤の元へ連れて行かれる 301 :みっちゃんは偶然小鳥さんを拾っちゃうんだよ!わざとじゃないんだよ![]:2010/12/03(金) 22 13 32.91 ID ddUHpV7n0 シャーリー「……ふう、ありがとな俺」 だいぶ落ち着いたようだ。 目が赤くなってるけど、笑った顔はいつものシャーリーさんだった。 俺「いえ、大丈夫っすよ」 シャーリー「お前は宮藤を泣かせるなよ?」 俺「いっ!なんで!」 なんで俺が宮藤を好きなことを!? シャーリー「ははは、そりゃ見てりゃわかるさ。お前はあいつを泣かせたりしないでくれよ?」 俺「この状況でそのセリフは重いっすよシャーリーさん……」 シャーリー「あははは!まったくだよ!それじゃ私を泣かせた馬鹿野郎の為にテストをやるかー」 俺「了解っす……。うう、恥ずかしい」 305 :あ、宮藤に見られちゃってた[]:2010/12/03(金) 22 17 37.36 ID ddUHpV7n0 宮藤「うそ……」 坂本「どうしたー宮藤ー。昼飯が無くなってしまうぞー」 宮藤「あ、はーい!今いきます」 宮藤「俺君とシャーリーさんが、抱きあってた……」 宮藤「やっぱり二人は……」 坂本「やっと来たか。ん?なんだ泣いたりして。目にゴミでも入ったか?」 宮藤「あ、えーっと、そうです。目にゴミが入っちゃって……」 坂本「ふむ、なら洗面所で洗い流して来るといい。すまんが私は先に食堂に行ってるぞ」 宮藤「はい、わかりました……」 306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 22 19 08.29 ID hbbMhfkvO ざm……ゲフンゲフン、ベタな展開だな…だがそれが良いw 307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/03(金) 22 23 24.57 ID 7F1N0uVX0 芳佳とシャーリーが絡むとだいたい淫獣が覚醒する気がする 今回もそう見えてならない俺の目は汚れている 308 :修羅場は連鎖する。[]:2010/12/03(金) 22 23 36.45 ID ddUHpV7n0 宮藤「ふぇ、ぐすん……。俺君はシャーリーさんが好きなんだ」 宮藤「……ぐすっ。顔、洗わないと……」 宮藤「……ふぇん、うあーーーーーーーーーーーーーーん!うわーーーーーーーーーーーーーん!」 シャーリー「それで、宮藤とはどこまでいってんだ?キスくらいはしたか?」 俺「いやいやいや無理っすよそんなの!というか最高速度のテスト中に話しかけないでくださああああああああああああい!!」 シャーリー「そうだ、せっかくだし私と競争しよう。負けたら告白しろよ、よーいスタート!!」 俺「無茶言うなああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 青空に俺の嘆きが響き渡った。 309 :主人公っぽい俺[]:2010/12/03(金) 22 26 11.68 ID ddUHpV7n0 終わりでーす えらい時間とってしまってすいませんでした テストやらレポートやらが来週水曜で一段落するんでもっと更新できると思います 読んでくださってありがとうございました 主人公っぽい俺 5へ続く
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主人公っぽい俺 7へ戻る 主人公っぽい俺 9へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 591 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 04 38.13 ID r8N/ml250 ~前回のあらすじ~ EMT ~あらすじ終わり~ 592 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 05 27.02 ID r8N/ml250 ネウロイ急襲事件が発生してから幾日かたったある日の格納庫。 ルッキーニ「ふじゅぁぁぁん、整備俺ー」 整備俺「よしよし、俺がなんとかしてあげますよって」 俺の背中にしがみつき泣きじゃくる小さなエース様。 その機嫌を直す為に要した時間は決して短くない。 目の前には半壊したオレンジ色のユニットが、さらに細かくバラされていた。 今はその中から再利用できる部品を選り抜いていたんだが……。 こりゃ残業だな、ちょうどいいしシャーリーさんにも手伝って貰おうか。 整備俺「解きたい誤解もあることだしね……」 エイラ「おーい、飯だぞルッキーニー。って、何やってんダ?泣いてんのか?」 593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 06 04.23 ID 8I/Fkgiz0 シンプルなあらすじだことww 594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 07 56.93 ID Au/Ok0Ub0 非常に分かりやすいあらすじだとは思うがどこもおかしくはないな 595 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 08 25.27 ID r8N/ml250 ユーティライネン中尉がやってきた。 整備俺「あ、中尉。いやね、最近シャーリーさんがかまってくれないらしいんですよねー」 エイラ「なんだ、整備俺が泣かせたわけじゃないのかー」 整備俺「これは心外。俺は紳士ですから婦女子に手を出し泣かせるなんてあり得ませんよハッハッハ」 エイラ「でも手を出さな過ぎて彼女に捨てられたんダロ?紳士じゃなくてただのヘタレじゃないカー」 整備俺「何でそれご存知なの中尉殿!?」 エイラ「他の整備のヤツに聞いたんだ。手を出さなくてフラれるなんてヘタレすぎるんダナー」 整備俺「なっ!リトヴャク中尉に何もできない中尉に言われたか無いぞ!」 エイラ「ナナナ、ナニイッテンダオマエ!ササっ、サーニャはカンケーないダロ!!」 598 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 18 33.46 ID r8N/ml250 ルッキーニ「びえええええん!!」 整備俺「あ、すんませんね少尉。すっかり忘れてました」 エイラ「マッタク、私とサササーニャはそんなんじゃ……」 エイラ「ゴホン。そーいや最近お前たち一緒にいること少ないナ」 ルッキーニ「ふじゅ。シャーリーいっつも俺のとこいっちゃうの」 整備俺「らしいんすよ。まあ今まで少尉に割いてた時間の何割かを俺のヤツの世話やらに当ててんでしょうね」 ふーん、と相づちをうちながら中尉は作業している俺の手元を覗き込む。 エイラ「うあ、シリンダーが曲がってら」 整備俺「あんな高さから着水して無事な方が怖いじゃない。まあ幸い頭からイったんでまだましな方だねこりゃ」 エイラ「ああ、そーいやそうだったな」 600 名前:とりあえずキリが良いとこまでは書けた まだシャーリーが出てこねえ[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 24 13.20 ID r8N/ml250 ルッキーニ「ねえねえ、俺ってもう治ったんでしょ?どしてシャーリーまだ俺のお世話するの?」 落ち着きを取り戻した少尉が疑問を投げかけてきた。 ふむ、確かにその疑問はもっともだ。 整備俺「同僚が怪我したから世話をするのは分かるけどなあ」 エイラ「そういえばコイツってBf108を改造してんだよな」 中尉が変形した外装を指で弾いている。 鮮やかなオレンジ色の塗装が剥がれおちて剥き出しの合金が鈍く光っている。 整備俺「そうそう、どっかの基地で使われなくなった機体を譲り受けたんじゃないかな」 Bf108は現在カールスラントの主流機体であるBf109の前の機体だ。 俺のやつが正式に入隊すると決まってから戦闘に参加する可能性も考えてエンジンは積みかえた。 601 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 31 59.05 ID r8N/ml250 エイラ「それにしてもシャーリーはどうしたんだろうナー?」 整備俺「さあー?」 ルッキーニ「ふじゃー?」 三人で首をかしげてしばらく唸っていると、少尉を呼びに行ったはずの中尉が遅いのを心配したらしい。 リトヴャク中尉がやってきた。 サーニャ「みんな待ってるわ。エイラ、ルッキーニちゃん」 ルッキーニ「ふにゃ!ごはんごっはーん」 少尉が格納庫を飛び出していった。 整備俺「おいおい、シャーリーさんのことはもういいのかよ……」 603 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 39 44.78 ID r8N/ml250 エイラ「いいんじゃないか?本人が気にしないなら」 サーニャ「シャーリーさんがどうかしたの?」 リトヴャク中尉に今までの話を説明する。 エイラ「な?不思議ダロ?」 サーニャ「それ、もしかしたら……」 整備俺「何か知ってるんですか?中尉」 サーニャ「もしかしたら、シャーリーさんは俺さんに罪悪感を抱いてるんじゃないでしょうか…」 サーニャ「ううん、罪悪感じゃなくて。不甲斐なさとか……」 罪悪感。不甲斐なさ。なるほど、目の前で僚機が落ちた訳だしな。 604 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 46 58.52 ID r8N/ml250 エイラ「確かに、新人に守ってもらって自分は何も出来なかったー。とか感じるのも無理はないかもな」 整備俺「その罪滅ぼし、というわけでもないけど少しでも俺のやつに何かしたい。っていうことですかねえ」 サーニャ「本当の事はわからないです。けど、最近のシャーリーさんを見てるとあんまり元気がないように思いますし」 整備俺「なるほど、いやいや参考になりました。ども、ありがとうございます」 エイラ「さっすがサーニャだなあ。私達じゃわからなかったよ」 整備俺「ですねえ。ははは」 サーニャ「なんかこの二人、似た者同士……?」 エイラ「ん?何か言った?サーニャ」 サーニャ「ううん、なんでもないわ」 605 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 21 50 49.15 ID r8N/ml250 整備俺「あ、そういえば食事の時間なんでしたよね。お引き留めしてすいませんでした」 エイラ「あ、そうだった。それじゃ行こうかサーニャ」 整備俺「あ、一つお願いしてもいいですか?」 サーニャ「なんですか?」 整備俺「シャーリーさんにあとで格納庫に来ていただきたいんですが」 エイラ「わかった、シャーリーに言っておくよ。それじゃなー」 二人の中尉は格納庫を後にした。 整備俺「ふむ。罪悪感、か……」 608 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 22 01 12.95 ID r8N/ml250 俺だって感じてるさ。アイツが落ちた経緯は聞いているからな。 オーバーブーストを使用して、気絶。一番恐れていたことだ。 本当は、物理的に使用できなくする措置を取っておくべきだったのかもしれない。 そうすれば、アイツが落ちることもなかったかもしれない。 それをしなかったのは、俺の勝手な願望を抱いたからだった。 アイツの新しい力になるかもしれない、そう思った。 そして、今。俺はもっと身勝手なことを思っている。 未完成の機能であの性能なら、完成したらどうなるのか。 技術屋の本能が、限界を見たいと暴れている。 整備俺「ははは、最悪だな。俺ってやつは」 610 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 22 06 37.43 ID r8N/ml250 もちろん、実際にオーバーブーストを再び使わせるつもりはない。 だが、もしアイツが使いたいと言ったら? 俺は迷わずこの機能の改修に取り掛かるだろう。 頭の中で、それを望む俺と拒む俺が格闘戦を繰り広げていた。 ~次回予告~ 嘆き叫ぶシャーリーを、黙って見ているしかないのか。 整備俺とシャーリー、二人の間を夜の風が吹き抜ける。 二人の思いは、すれ違ってしまうのか。 次回、ストライクウィッチーズ「シャーリーマジぱふぱふ」 ロマーニャで飲む坂本の肝油は、不味い。 611 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 22 09 09.76 ID r8N/ml250 今日はここまでです 読んでいただきありがとうございました 次は土曜日あたりになると思います こんどこそシャーリーさん出ますよ 612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 22 11 09.41 ID Au/Ok0Ub0 乙 613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/10(木) 22 11 45.77 ID m5ZwiUyP0 乙乙 614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/10(木) 22 12 00.69 ID ayeI7aFP0 乙! 次回は…ウッ……フゥ 291 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 04 22.08 ID zeQ698sI0 お疲れっしたー それじゃ投下させていただきますよー 俺「ストライクウィッチーズとお風呂入りたい!」 610から 295 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 06 49.14 ID zeQ698sI0 エース達が出ていってから、一時間は経っただろうか。 俺はまだ格納庫でユニットの整備をしていた。 整備俺「こいつは交換したほうが早いな…。ここはまだイケるか…」 1人無数の金属群とにらめっこしていると、後ろから靴音が。 振り向くと、シャーリーさんがこちらへ歩いてきているところだった。 気のせいか、若干不機嫌そうな顔をしている。 整備俺「やあどうもどうも、こんな時間に悪かったね」 シャーリー「べつに、暇だったし……」 普段の彼女からは考えられないほどの、まるで投げ捨てるような言い方だった。 整備俺「あー、っと。来てもらったのは少し話したいことがあってね」 シャーリーさんの顔が強張る。若干青ざめているようにも感じた。 整備俺「えっと。ごめん、もしかして体調が悪かったのかな」 296 名前:さるよけって10分くらいの間隔でよかったっけ[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 11 50.32 ID zeQ698sI0 シャーリー「い、いや。そんなことはないさ……」 そうは言うものの、体が震えているようだった。 流石に異常だと思い、とりあえず椅子に座ってもらう。 整備俺「うーんと、なんか温かい飲み物でも…。そうだ、ホットミルクを…」 バタバタと慌てる俺にシャーリーさんが呟く。 シャーリー「……ごめん」 整備俺「いやいや、俺が来てくれって言っちゃったんだしさ」 シャーリー「そうじゃない!」 突然立ち上がり叫ぶシャーリーさんに、俺は呆気にとられた。 シャーリー「そうじゃない…、そうじゃないんだ。私は、俺を……。アイツを守れなかった……」 整備俺「おいおい、それは……」 あんな状況じゃ誰でも、と言おうとしたが、それは悲痛とさえ感じさせる叫びで妨げられた。 297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 13 51.20 ID N1YFCirY0 俺は6分おきに投下してるけどひっかかったことないな 支援 298 名前:サンクス 6分でいってみる[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 15 02.59 ID zeQ698sI0 シャーリー「それだけじゃない!アイツは、基地を守るためにオーバーブーストを使って!」 シャーリー「私はそれを止められなかった!そのせいで、私のせいでアイツは気絶して!」 シャーリー「お前はアレが危険だと知ってて止めたのに、私は無責任にそれを使ってみなきゃ分からないなんて言って!」 恐らくあの日以来、ずっと心に溜めていたものがここに来て一気に溢れだしているのだろう。 彼女の頬には涙が伝っていた。その様子を、俺は冷ややかとは違う冷静さをもって見つめていた。 今、彼女に一番必要なものはきっと、思う存分吐き出すという事だ。 曖昧に慰めるのはかえって不味いだろうと、判断していた。 時折窓ガラスを夜風がガタガタと鳴らす。声は次第に小さくなり、すすり泣く音に変わった。 俺は再び椅子に座るよう促し、オイルや鉄の臭いが染み付いた自分の作業着を脱いだ。 そんなものを女性の肩にかけていいものかと一瞬迷う。 しかし、シャーリーさんが赤くした目でこちらを見ているので、今更それを自分で着直すのも情けなかった。 299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 15 16.48 ID ydbAAITQ0 5分じゃ早いっぽいから6分くらいだとおもうしえん 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 16 46.00 ID d9PoSt3J0 一時間11回でさるだから5分だとギリギリかかるんだよね 支援 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 18 46.86 ID SR5UCbmlO なるほどなるほど、五分間隔だと引っ掛かるのか。さるさんめ、俺を焦らしプレイしやがるからなぁ。 とりあえず支援だ!! 302 名前:なるほどサンクス さるさんめこしゃくな[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 21 51.93 ID zeQ698sI0 整備俺「嫌じゃなかったらこれでも羽織っておいて」 彼女は何も言わず、それに従った。 おそらくもう胸に溜めこんでいたものは全て出しきったのだろう。今は大人しくなり、羽織った作業着のファスナーを弄っていた。 整備俺「なあ、シャーリーさん。もしよかったらさ、今から競争でもしないか?」 俺の突然の申し出に彼女は眉を歪ませる。きっと何を言ってるんだこいつは、とか思ってるんだろうな。構わず俺は続ける。 整備俺「ここの出口から滑走路の先端まで。どうかな」 シャーリー「どうかな、ってお前。意味がわからない」 まあそれはそうだろう。しかし俺にも一応理由と考えがあった。 整備俺「たまには走るのも悪くないよ?そうだな、勝ったら相手になんでも一つ言うことを聞かせられるなんてどうだい」 303 名前:主人公っぽい俺だけど今回は整備俺のお話です[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 29 06.14 ID zeQ698sI0 シャーリー「お、おい。待てってば、急に競争だなんて」 少々強引に話を進めすぎたかな、と思ったが、ここは相手に考える暇を与えさせないことが大切だ。 整備俺「よーし、それじゃあ行くぞー。はいドーン!」 俺は全速力で滑走路のほうへ走った。出口から、などと言ったがこの際気にしない。 シャーリー「あ、おい!ずるいぞ!」 訳のわからないままだろうが、シャーリーさんも追いかけてきた。俺のほうが先行していたが、現役パイロットと整備士では体力の差は大きかった。予想はしていたが、勝負はぶっちぎりでシャーリーさんの勝ちだった。 シャーリー「一体、何なんだよお前は。はあっ、はあっ」 そう言いながらも彼女は、久しぶりに全力疾走して呼吸が整わない俺の背中をさすってくれた。 整備俺「げっほ、うぇ、はぁ。あれー、走るのってこんなに辛かったっけ……」 304 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 36 15.52 ID zeQ698sI0 シャーリー「無理するなよ。私は訓練でよく走ってるから平気だけど」 ようやく呼吸が楽になってきた。目の前には真黒な海が広がっている。暗闇のせいか、波の音がいつもより鮮明に聞こえる。顔に噴き出した汗を拭いながら滑走路の端に海に脚を投げ出すように座った。 整備俺「いやー、やっぱり速いねえ。手も足も出なかったよ」 彼女も俺の隣に同じように座った。 シャーリー「私は固有魔法を使わなくても速いんだぞ。残念でしたー」 目を細めて微笑む彼女の顔には、いつもの面影が帰り始めていた。 俺が突然彼女を競争に誘ったのには、二つの理由がある。 一つは、体を動かして少しでもすっきりしてもらいたかった。彼女の悩みは解決したわけではないけど、今は頭の中を空にしてほしかった。少なくともあのまま考え込んでも良いようにはならないと思った。 305 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 42 43.70 ID zeQ698sI0 整備俺「……流石にここなら大丈夫だよな」 シャーリー「何が?」 整備俺「そっと格納庫のほう見てみなよ」 シャーリー「何が……あいつら、覗き見してたのか!」 もう一つの理由は、ここから先の話を彼女以外には聞かれたくなかったからだ。格納庫の扉からは、頭が二つ飛び出ていた。 エイラ「あー、もう。何してるのか全然わからないぞ」} エーリカ「むむ、まさか整備俺は私達に気がついていたとでも?」} エイラ「あいつ鈍そうなくせになかなかやるナ」} 彼女らに気がついたのは、シャーリーさんに作業服をかける時だった。 何気なく辺りを見回すと、慌てて引っ込む頭が見えた。 307 名前:あ、回復笛が壊れた[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 49 26.56 ID zeQ698sI0 シャーリー「うっわ、あたしの話全部聞かれてたのかよ……。まいったな……」 失敗した、というような顔をしながら頭に手をやっている。あれだけ大声で叫べば内容は全部聞こえてしまっているだろう。 整備俺「まあまあ、ここならまず聞かれないから」 シャーリー「ああ、なるほどなー。だから急に走ろうなんて言ったのか」 そう言って彼女は納得していた。目こそまだ赤いけど、涙は治まっていた。 整備俺「それじゃ、ちょっと俺の話を聞いてくれるかな。心配しなくても、怒ったりしないよ」 シャーリーさんは一瞬ピクっと身構えたが、さっきのように取り乱しはしなかった。 整備俺「まずは、そうだな。お礼を言わなくちゃな」 何の?と首を傾げる彼女。 整備俺「あの時は、アイツと二人だけでシールドを貼り続けてくれたよな。おかげで俺達は生きてる」 整備俺「君がいたからアイツも落ち着いて対処ができたんだろう。君は、アイツも助けてくれたんだよ」 彼女は俺の顔をじっと見ている。その青い瞳が再び潤みだす。 309 名前:片手剣でもがんばればアゴ壊せた 支援ありがとうございます[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 21 55 55.46 ID zeQ698sI0 整備俺「ありがとう。これは基地の全員が思っていることだ。もちろんアイツを含めてな」 海は静まり返っていた。ずっと顔を見られているのが少し恥ずかしくなり、空を見上げた。 今夜は星がよく見える。雲がない分、夜間哨戒は楽だろう。 そんなことを考えていると、左腕に柔らかい感触が。 俺の腕を抱き締めるような形で、彼女は静かに涙を流していた。 さっきのような悲壮な顔じゃなく、安らかな顔をしているように見える。 その表情に少し安心した。 整備俺「そのまま聞いてほしいんだけどさ、もう一つ言いたいことがあったんだ」 いや、言いたいことというより弁解したいことのほうが合ってるか。 シャーリー「ぐす、なに?」 顔を腕からこちらに向けられると、その近さに心臓が跳ねた。 泣いたからか、頬をほんのり赤く染めて潤む大きな瞳で俺の目をじっと見ている。 鼻をくすぐる彼女の香りに抱きしめたくなる衝動を覚えるが、理性でそれをねじ伏せる。 整備俺「えっと、そう。君が俺の腹にレンチをぶち込んだ時の話」 シャーリーさんは小さく、うげっと呟いた。 310 名前:もっさんわっしょい回の水から上がるときの宮藤かわいい [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 00 24.23 ID zeQ698sI0 整備俺「いやあ、あれは痛かった……。あ、なんかだんだん痛み思い出してきた……」 シャーリー「だ、だってアレはお前が!」 俺の腕を離し、抗議しようとするが、それを遮る。 整備俺「あのね、ジョアンナってのは俺の昔の恋人のことなんだよ」 シャーリー「へ?」 整備俺「俺がまだ軍に入ったばかりだったから、もう5年は経つかな。その頃別れたんだ」 プライドのせいか、フラれたとは言えなかった。フラれた理由なんてもっと言えなかった。 シャーリー「あ、もしかしてお前がヘタレすぎてフラれた相手のことか?」 そう、俺がいつまでたっても彼女に手を出せなくて…。 整備俺「……なんで知ってるの」 シャーリー「他の整備のやつに聞いた。名前までは聞かなかったからさ」 整備俺「ここの整備士達口軽すぎだろ……」 いや、酒の席で愚痴をこぼした俺が悪かったのか。 シャーリー「えっと、ゴメンな。悪かったよ、訳も聞かないで殴ったりして」 整備俺「うん。この事を話したかったんだ。えっと、だから」 311 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 07 13.19 ID zeQ698sI0 俺は、彼女に正面を向くようにあぐらを組む。 整備俺「俺は、女性に不誠実なことはしない!」 すこしかっこつけだったかな、などと言ってから恥ずかしくなってきた。 彼女はハハっと笑った。 シャーリー「そっか。でも、そんなこと言ってるからフラれたんじゃないのか?」 整備俺「やっぱりそうなのかな……」 とはいえ、どうすりゃいいんだ。 シャーリー「私はさ」 彼女の腕が俺の首の後ろへ伸びる。 俺は彼女と向き合うような姿勢だった。つまりは、抱きつかれるような形になって。 シャーリー「お前のそういうところが、好きだ」 耳元でそうささやかれ、そのまま抱きしめられた。 312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 12 46.40 ID j7XscgbQ0 俺がいっぱいいるってどういうことなの? 313 名前: 312 やっぱ分かりにくいかなあ 今地の文に出てきてる俺は基本全部整備俺のことです[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 14 51.97 ID zeQ698sI0 整備俺「あ、あの?えっと、シャーリーさん?」 柔らかくて、温かいものが俺の胸を圧迫した。 頬と頬が密着する。心臓の回転が上がる。 シャーリー「こういうときは、何もしないほうが不誠実だと思うんだけど」 整備俺「う。いや、でもな」 シャーリーさんが抱きついている腕にさらに力を入れた。 整備俺「……そうだな。ごめん」 彼女の腰に手を回すと、そのまま自分のほうへ抱きよせる。 シャーリー「うおおっ?」 勢い余って、そのまま後ろに倒れた。 彼女の体が俺の上へ多い被さるような格好だ。 整備俺「大丈夫か?」 その問いに、コクンと頷いた。地面はひんやりとしていて、背中の熱を奪っていく。 火照った体にはちょうど良かった。 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/18(金) 22 17 24.22 ID HCYAj3kL0 312 俺は俺 お前も俺 物語の中の「俺」}も俺 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 19 20.89 ID N1YFCirY0 俺の俺による俺のためのSS 316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 19 54.21 ID j7XscgbQ0 1つの物語に二人俺がいるってこと? 317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 20 13.97 ID d9PoSt3J0 つまりお前ら=俺 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 21 43.27 ID 59AVBRgn0 俺が、俺達が、俺だ!! 319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 22 00.09 ID HCYAj3kL0 316 うん どっちも俺だけど別人 320 名前: 316そうです 俺=上条さん 整備俺=一通さんみたいなダブルヒーローみたいな ひどい例えだ[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 22 32.91 ID zeQ698sI0 シャーリーさんの体を抱きしめながら思う。この人を俺自身の手で守れたら、と。 人々の為に真っ先に危険へ飛び込んで行くこの娘を。俺の腕に余裕でおさまってしまうほどの身体だ。 自分の無力さが悔しくて、情けない。 整備俺「シャーリー」 シャーリー「……さん、は?」 整備俺「こんな状況じゃ野暮でしょ」 シャーリー「うん……。そうだね……」 彼女を抱く腕に力をこめる。それに答えるように、彼女も強く抱きつく。 整備俺「絶対、死なないでくれ。怪我もしないでほしい」 シャーリー「……うん」 整備俺「俺にできることがあれば何でも言ってほしい。新しいエンジンでもなんでも調達してやる」 シャーリー「わかった……」 整備俺「だから、絶対帰ってきてくれ……」 シャーリー「うん、わかった……」 321 名前:整備俺さんはモブが脇役になってさらに助演男優になった感じで出来上がりました[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 28 46.87 ID zeQ698sI0 シャーリーが顔を起こす。お互いの顔の距離は十センチも無い。 シャーリー「じゃあさ、私はここに帰ってきたい」 彼女の言うここ、とは。俺の胸の中と捉えていいのだろうか。 訪ねると、当たり前だろと睨まれた。 シャーリー「何でも言っていいんだろ?駄目か?」 月が出ていない暗い夜だが、それでも顔が赤くなってるのが分かった。 整備俺「じゃあ、約束だ。絶対俺の胸の中に帰ってきてくれ」 どちらからかは分からない。同時だったようにも思う。 互いの唇が触れあった。 326 名前:のぞきみうぃっちーず[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 36 56.67 ID zeQ698sI0 エーリカ「うお、キスした?キスした?」 エイラ「え、さっきからずっとしてなかったカ?」 俺「二人して何見てるんだろうと思ったら、本当になんてもの見てんすか……」 サーニャ「俺君、鼻血……」 宮藤「ふわわわわわ……。凄い……」 エイラ「もうアイツをヘタレって言えなくなっちゃうナー」 エーリカ「あ、ヘタレすぎて彼女にフラれたってやつ?知ってる知ってる」 サーニャ「……」 エイラ「ん?どうしたんだサーニャ。私の顔になんか付いてるノカ?」 サーニャ「……」 エイラ「?」 329 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 42 24.16 ID zeQ698sI0 シャーリー「誠実な整備俺君はこういうとき何を言わなきゃいけないかわかってるよな?」 そう言って悪戯をするような顔をする。なんか順番が間違ってると思うけど、今更だよな。 まだ?と目で訴えてくるのを見ると、まだまだ子供っぽさを感じた。 わかってるよ、と目で答える。伝わったかはわからない。 整備俺「シャーリー、好きだ」 彼女の顔に笑顔が浮かぶ。若干の恥ずかしさも混じったようなそれは、他の誰にも見せたくないと思うほど可愛かった。実際、他の誰にも見させる気はない。 シャーリー「私も、大好きだ」 そして、俺達はまたキスをした。 サーニャ「あそこにいると夜間哨戒に行けないわ……」 331 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 45 04.47 ID zeQ698sI0 以上ですー お読みいただきありがとうございましたー 一つの話に二人『俺』がいるってわかりにくいですかね 341 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 22 58 53.66 ID zeQ698sI0 おお、大丈夫そうで安心しました。 ここから物語はバトル方面へ入っていきます。 「主人公」}の名に恥じない堂々とした王道バトルを書ききれるように頑張ります。 335 最後の砦……。やだかっこいい……。 シャーリー自体結構特徴的だからその相手も自然と個性的になるんすかね。 336 おまたせしましたー。 主人公っぽい俺 9へ続く